恋人に別れを告げるシーンは、見ていて胸が痛みますね。自分の経験と重ね合わせて切なくなってしまったり。
アメリカのドラマで、女の人が恋人に正直な気持ちを伝える場面で、「ああ、こんなふうに表現するのも良いな。」と参考になったセリフがありました。
その恋人はちょっと危ない橋を渡った過去があり、彼としては彼女を巻き込みたくないばかりに嘘をついてしまう(作り話をする)ことが何度かありました。彼女は彼のことを深く愛していたけれど、彼が何かを隠していることに気づき、彼の誠意を疑うようになります。「お願いだから嘘をつかないで。正直に話して。」と彼に懇願した時も、彼は真実を話してくれませんでした。その結果、彼女は彼のことが信じられなくなり、別れを決心するのです。
"I will love you forever. But I need you to know that things have changed for me."
「あなたはこれからもずっと大切な人よ。でも、今までとは違ってしまったことを分かってほしいの。」
心変わりがした、と直接的に言うのではなく、もうあなたのことは信じられなくなってしまった、という状況の変化を別れの理由として説明しているのですね。
それに対して、彼も自分に非がある(たとえ、それが彼女を守るためにとった言動であったとしても)ことを認識しているので、
"Yeah, I get it."
「うん、分かるよ。」
と応えるのです。悲しみを必死に隠しながら…。ああ、切ない。
英語の"love"は日本語の「愛している」よりも広義に解釈され、恋人や配偶者に対してだけでなく、自分の家族、友達、仲間にもよく使われます。アメリカで働いていたとき、親しくなった男の同僚から"I love you."と言われ、どうしよう!?とおおいに焦って、後で自分の勘違いに気づいて苦笑いした経験がありました。懐かしい思い出です 笑。
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