あるアメリカ映画では、主人公が様々な場面で口にする"Come on"が効果的に使われています。
たとえば、亡き母の遺品整理をしている場面。乱雑に散らかり放題の部屋をなんとか片付け、たまったごみをゴミ袋にまとめて捨てにいこうとしたら、袋が破れてごみがどっとこぼれ落ちるのですが、それを見て主人公が、"Oh, come on"!と、イライラした声で叫びます。
また、主人公と近所の女性との会話で、女性が主人公にとって不愉快な話をしたときに、主人公が顔をしかめて"Come on"!と言います。
こんな時の"Come on"は、「やめてくれよ」「いい加減にしてくれ」といった意味になります。呆れたりイライラする感情の表現ですね。
また別の場面では、主人公の誘いになかなか首を縦にふらない相手に対して、主人公は「OKしてくれよ」と促すように"Come on"と言います。
この"Come on"は、相手を説得したり、返事を促すときに使う表現です。
「こっちへおいで」という意味の"Come on"が、状況や場面に合わせて表情や声のトーンを変えると、実にいろいろな意味を示すんですね。これもまた奥が深い!
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