英語の小説やドラマで使われるインパクトの大きい単語の一つに、"deserve"があります。意味は、「~にふさわしい、~に値する」ですが、わたしは渡米するまでこの単語を使ったことがなかったような気がします。ところが、アメリカで暮らしていると、日常会話にこの単語がぽんぽん出てきます。確かに便利な言葉だな、と実感したものでした。
たとえば、失恋や離婚をした友人を慰めたり励ます場面で、この"deserve"が大活躍します。別れた恋人や夫なんかより、もっといい男があなたにはふさわしいわよ!のような感じです。昨夜観たアメリカのドラマでも、まさにこの場面で使われていました。
You deserve a better man.
あなたにはもっと良い男の人がふさわしいわ。
逆に、別れたい時に巧みな表現となることも。
I don't deserve you.
おれはきみにはふさわしくない男だ。(だから別れたほうがきみのため、とほのめかす。)
それから、賞賛に値するといった表現もよく出てきます。
He deserves the gold medal.
彼なら金メダルをとって当然だ。
They did not receive the respect they deserved.
彼らは当然敬意を受けるべきだった(が、受けなかった)。
下の2つは刑事や法廷の小説・ドラマに出てくる表現ですね。
Some people do not deserve forgiveness.
許しに値しない人もいる。
You deserve the punishment.
あなたは処罰されて当然だ。
良いことだけでなく、処罰など悪いことにも"deserve"が使われるんですね。
では、これはどんな意味でしょうか。
You deserve it.
正解は、自業自得だ。です。
これは耳が痛い!
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